混合育児体験談。おっぱいの回数は?ミルクはどれくらい足したらいい?
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今日は、子供たちを母乳とミルクで育てていた頃の体験談を書きたいと思います。
先日、本棚の整理をしていたら子どもたちの母乳回数を記した「わたしの育児日記」という冊子が出てきました。
中を見ると、母乳回数とミルクをどのくらい足したか事細かに書かれています。
当時私は母乳の出が悪くて、特に一人目はすごーく悩んでいました。
私の3人の子どもたち(今は長女が小3、長男が小1、次男が年少組)は皆、おっぱいとミルクの混合で育ちました。
正確に言うと、長女は産後~1歳1ヶ月までずっと混合、長男は1ヶ月半まで混合でその後1歳8ヶ月までほぼおっぱい、次男は3週間目まで混合でその後1歳6か月までおっぱいでした。
混合育児のやり方って人それぞれだから、迷うんですよね。調べても調べても一般論だけではよく分からない。子供が赤ちゃんのときに一番悩んだことは、混合育児のやり方かもしれません。
人によっては、おっぱいが足りない訳じゃなくて、休むため、哺乳瓶に慣れさせるため、敢えてミルクを飲ませている人もいます。
私はというと、完全に「おっぱいが足りない」派でした。
産まれる前からこだわっていた訳ではないけれど、いざ授乳してみると「おっぱいで育てたい!」という哺乳類的本能みたいなものがブワァっと沸いてきてしまって。
「赤ちゃんはおっぱいでもミルクでもきちんと育つ!」先輩ママもネットでもそう書いてあるんだけど、どうしてもこだわりたい。せめて、足りなくてもあげられる分だけおっぱいをあげたい!そんな気持ちで混合育児をしていました。
なので、同じように「おっぱいの出が少ない」でも「できるだけ長くおっぱいを飲ませたい」というママ向けに、私の混合育児の経験と、そこから得た混合育児のおすすめの方法を書こうと思います。
おっぱい不足の目安
「新生児のおっぱいが足りていないんじゃないか」と思ったときに、目安として以下のことが言われています。
・体重が一日18~30g増加している→OK
・おしっこが1日7回以上出ている→OK
・うんちが数日出ていない→NG
・飲んだ後すぐ泣く、機嫌が悪い→NG
・一日の授乳回数が7~8回→OK
これについて、物理的な体重増加とおしっこ・うんちの回数以外には思うところがあります。
まず、足りていても飲んだ後すぐ泣いてしまう、機嫌が悪いことは足りていてもよくあることです。
例えば、赤ちゃんがおっぱいを飲みながら寝入りたいとき、ゲップが出そうで出なくて苦しいとき、なんだか虫の居所が悪いとき、そんなときも飲み終わったかな~と思っておっぱいを離したら、機嫌が悪くなります。だから、飲んだ後すぐ泣いてしまったら、時間が許せばおっぱいをそのまま含ませてあげたり、ゲップをさせてあげたり、ゆらゆら抱っこで寝かせてあげてみたらいいと思います。
あと、一日の授乳回数が7~8回!それはよっぽどおっぱいが出すぎるお母さんとご機嫌な赤ちゃんの組み合わせでしか起こりえないことなのではないかと思います!
私は、赤ちゃんが新生児のときは10~15回くらい授乳していましたし、周りの完全母乳で育てた友達に聞いても、頻回授乳と言えば10回以上という印象です。
ただ、夜間にあげない、朝まで寝てしまう赤ちゃんに対してだと、授乳回数は7~8回になるかもしれません。
私は離乳食をしっかり食べ始めるまでは授乳回数が7~8回になるなんてありませんでした。
なので、赤ちゃんのご機嫌に一喜一憂されず(されてしまう気持ちもとーっても分かりますが)、体重やおしっこ・うんちの状態を見ておっぱいが足りているかどうかを判断するのがいいと思います(^^)
基本的な混合育児のやり方
私のように、おっぱいが足りなくて混合育児をしている場合で「できることなら、母乳のみ(ミルク無し)に持っていきたい」「混合でもいいから、卒乳・断乳までおっぱいをあげ続けたい」と思っているなら、次のことを続ける必要があります。
・1回の授乳で、おっぱいとミルク両方あげる。
・おっぱい→ミルクの順であげる
・2~3時間以上授乳間隔があかないようにする(ミルクの量を調節する。新生児なら1回20ml~40ml)
一つずつ見ていきたいと思います。
◆1回の授乳でおっぱいとミルク両方あげる。
1回の授乳で両方あげないと、授乳間隔が空いてしまいます。
例えば1日8回授乳タイムがあったとして、
1回目おっぱい
2回目ミルク
3回目おっぱい
4回目ミルク
5回目おっぱい
6回目ミルク
7回目おっぱい
8回目ミルク
だと、おっぱいをあげる回数が4回だけになってしまいますよね。
この方が時間があいて母乳が溜まりますが、母乳は赤ちゃんが吸い付くことによって分泌されるようになるので、吸い付く回数が少ないと、その分作られる母乳は少なくなってしまいます。
おっぱい不足感があるなら、夜間も含め1日に最低でも7~8回はおっぱいを吸われる機会を作ったほうが良いようです。
◆おっぱい→ミルクの順であげる
これには2つの理由があります。
1つはミルクを先に飲ませると寝てしまう可能性があるということ。寝てしまうと、おっぱいをあげる機会を失ってしまいます。
もう一つは、赤ちゃんがおっぱいを吸うことに慣れないうちは、哺乳瓶であげるミルクの方が飲みやすい可能性が高いことです。
おっぱいの方は吸い始めてしばらく経ってから母乳が沸いてきて飲むことができます(射乳反射)。一方で、哺乳瓶は、咥えるとすぐに出てきます。
当然、哺乳瓶の乳首で飲む方が楽ですよね。だから、楽な方を与えたあとで、楽じゃないおっぱいを含ませると拒否されちゃう可能性があります。
このような理由から、おっぱい→ミルクの順が望ましいです。
◆2~3時間以上あかないようにする
1日に8回以上母乳をあげると、母乳が常に作られ続けて、母乳を増やすことにつながるそうです。
でも、一度に大量のミルクを足してしまうと、赤ちゃんはぐっすり眠ってしまうんですよね。
ぐっすり眠ってくれるのはありがたいのですが、お母さんが母乳を飲ませる機会が減ってしまいます。
なので、寝すぎてしまわないように、ミルクを足すならこまめに少量ずつ足した方が良いです。
ただし、ミルクを飲ませるときには原則3時間程度間隔をあけることになっていますよね。あまりに間隔が空いていないときは、一度母乳のみの回を挟むなどしてできるだけ調節した方が良いでしょう。
1ヶ月までの混合育児
新生児は、産まれてから一度体重が減少します。理由は、あまりおっぱいを飲めないので排泄物として出る量の方が多いことだそうです。だいたい生後3~5日くらいでピークを迎え、その後は1日18~30gずつ体重が増加していくのが一般的です。
私のように、産まれてからしばらく経たないと母乳が出ない場合、産後2~3日くらいで入院中の産婦人科からミルクをあげるように指導されると思います。そしてすぐに退院。
具体的に指示された場合はそれに従うことになると思いますが、そうじゃなく「様子を見ながら足してください」という曖昧極まりない言われ方をした場合、どんな風に様子を見たらいいのか不安ですよね(^-^;
一番うまく「脱・混合」できた3人目のやり方を紹介しようと思います。
(脱・混合のやり方はこちらでも紹介しています→1人目は混合育児。2人目3人目は1ヶ月後から母乳育児にできた理由 )
私は、とにかく日中の授乳間隔が2~3時間以上空かないようにミルクをあげました。
なぜなら、1日10回以上頻回授乳をしておっぱいの量を増やしたかったからです。
退院直後の息子は、おっぱい後のミルク20mlなら、2時間後には泣き出しておっぱいを飲んでくれました。または、寝ていても、おっぱいを含ませれば吸い始めました。でも、40ml飲ませてしまうとガッツリ寝てしまい、数時間経っても起きてくれません。おっぱいを含ませようとしても、くちびる微動だにせず!
これはまずい、ということで、1回に足すミルクの量は20mlまでに決めてあげました。夜中はあまり起きない子だったので、3時間おきにこちらから起こしておっぱいのみ。息子は授乳したらすぐ寝ました。なので、日中5~6回計100~120mlあげていました。
生後9日目くらいから、やっとコクコク飲み始めているような感覚が出てきて、その直後に産婦人科で体重を計ったところ、23.1/日の増加。まだ増えて欲しいという産婦人科の判断で、ミルクを足すことを指示されました。
なので、それまで同様、1回に足すミルクの量は20ml、一日100ml足しながら様子を見ました。もう、ゴクゴク飲んでいる様子も見られます。
そして生後15日目。71.5g/日。晴れて「ミルク無しにしてください」という産婦人科からの指示が出ました。
実を言うと、産婦人科から指示されたミルクの量は、退院直後から一日360ml!こんなにあげてたら、おっぱいの出る幕は無いんじゃないかなぁ・・・。
完全母乳推奨の産婦人科でもこんな大雑把な指示なんですよね。混合からおっぱいにもって行くのが難しい理由の一つだと思います(^-^;
1ヶ月~3ヶ月の混合育児
当時、保育士をしていた先輩ママに言われたことがあります。
「100日までは乳の出が悪いの当たり前だよ~」
長女のときは、1ヶ月の時点でミルクを1日計100~120ml足していました。ここから、完全母乳に持って行きたい!と思っていたのですが、残念ながら完全母乳にはできませんでした。
2人目、3人目はこの頃からほぼ母乳のみにできました。比較して考えられる理由はいくつかあり、こちらにまとめてみましたので良かったらご一読くださいませ。
1人目は混合育児。2人目3人目は1ヶ月後から母乳育児にできた理由
1ヶ月~3か月。この時期は一番母乳の分泌量が増える時期とも言われています。
なので、やはり授乳間隔が空きすぎないように、おっぱい後にミルクを20~40ml足していくやり方がいいと思います。
定期的に体重を計って(毎日計ると気が滅入ってしまいそうなので)1日18~30g増えていればOK。ミルクを足していることを考えると、30g以上増えているならば、ミルクを少しずつ減らしていってもいいと思います。(おっぱいの回数は増えることになります)
世の中には、「1ヶ月を過ぎると授乳間隔が落ち着いてくる」なんて情報もありますが、そーんなことはない! 母乳の量を増やしたいと思っているならば、まだ10回以上あげていても、気にすることはないです。
逆に、頻回授乳で頑張っていても体重が思うように増えていないようであれば、ミルクを足す量を40~60mlに増やして様子を見ていきましょう。私がそうだったように、このくらいの量で続けて行けば、ミルクの助けはもらうけれど、おっぱいの分泌量も減らさず、長く母乳をあげ続けられると思います。
3ヶ月~6ヶ月の混合育児
このくらいになると、おっぱいの分泌量を劇的に増やすのは難しそうです。「今日はミルクを足す量を減らしたのにご機嫌だった(^^)/」「やっぱり体重が増えてなかった( ;∀;)」と一喜一憂することに、母親も疲れてくる時期だと思います。
このくらいの時期になったら、授乳回数は8回程度、成長曲線にちょうど乗れるようなミルクの量をみつけて、コンスタントに足していくのがいいと思います(^^)
ちなみに、体重増加の目安は新生児~3か月位までは1日18~30gと言われていますが、それ以降は緩やかな増加になります。
私が長女を混合で育てたときの授乳回数と足したミルクの量は下のような感じでした。
【3ヶ月目】母乳8~10回ミルク計260ml(40ml×2+60ml×3)
【4ヶ月目】母乳8~9回ミルク計300ml(60ml×5)
【5~6ヶ月目】母乳8~9回ミルク計350ml(70ml×5)
もちろん、毎日きっちりこの量あげていた訳ではなくて、おしなべてこんな感じです。
時にはおっぱいで寝ちゃったからミルクの回数が少なくなる日があれば、泣いて泣いて酷い日にはミルクの回数を足した日もあります。
そして体重増加は
・3ヶ月 4600g
・4ヶ月 5200g(1日約20g増)
・5ヶ月 5800g(1日約20g増)
・6ヶ月 6300g(1日約17g増)
いい線行っていると思います(^^)
夜中と朝一の授乳のときには足していませんでした。夜中はミルクを足さなくてもおっぱいだけで寝てくれたので。私のような混合育児のやり方は、おっぱいもミルクも両方あげるので日中の授乳は大変です。母乳だけ、ミルクだけよりも時間がかかります。
でも、夜中に起きてミルクをあげるのも大変ですよね。それよりは楽かも、って思ってました。
7ヶ月~1歳の混合育児
この頃になると、離乳食が幅を利かせてきます(^^)
私は6ヶ月に入ってすぐ10倍粥から始めて、よく食べてくれる子だったので6ヶ月の終わり頃には2回食にして色々試していました。
ミルクの量は、離乳食との兼ね合いで増やしたり減らしたりできると思います。離乳食にもミルク使えますし(^^)
私が長女を混合で育てたときの授乳回数と足したミルクの量は下のような感じでした。
【7~8ヶ月目】母乳7~8回ミルク計420ml(60ml×3、80ml×3)
【9ヶ月目】母乳6~8回ミルク計360ml(40ml×3、80ml×3)
【10~11ヶ月】母乳3~6回ミルク計300ml(100ml×3)
上は目安で書きましたが、毎日結構バラバラでした。離乳食が始まると、その食べる量によってはミルクを欲しがりませんし、逆にご機嫌ななめで全然食べてくれないと大量にミルクを飲むし。
離乳食のときは出来るだけ
おっぱい→離乳食→ミルク
の順番であげてました。食べながら寝てしまうと、母乳をあげる機会を失って、おっぱいがパンパンになってしまうことがあるので・・・。
ちなみに体重増加は
・7ヶ月 6700g
・8ヶ月 7100g
・9ヶ月 7500g
・10か月 7900g
・11か月 8200g
途中、お熱や恐怖のロタに侵されて点滴を打ったりもしましたが、それでも成長曲線よりも急な角度ですくすく育ちました。
最後に
母乳とミルクの混合育児は、迷うことが多かったり、授乳時間が長くかかったりと大変なことは多いです。でも、その期間は長いようで短い。どんなにかかっても約1年で終わります!
最終的には母乳でも、ミルクでも、その混合でもどんな状況でも栄養が得られていればOK!お母さんが思うように、納得いくように赤ちゃんの子育てを満喫してください(^^)
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