こたつでみかん子育て日記

東京多摩地区で11歳、9歳、7歳の子育て中。心は道産子。子育てのこと、お出かけのこと、混合育児のことなど更新中

子供の「習い事やめたい」にどう対応する?我が家の体験談と一年後。

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子供が「習い事やめたい」と訴えてきたら、皆さんどうしてますか?私はいつも迷いながら対応していますが、最近うちの子にはどんな対応をしたらいいのか何となく見えてきました。


今日は、2年生のときに「習い事をやめたい」と泣いた娘にどんな対応をしたか、そして今娘はどうなっているかを書こうと思います。

2年生の秋、泣きながら帰宅

娘は年長さんからピアノ、1年生からそろばんを習っています。どちらも飛び抜けて進んでいる訳ではないですが、停滞することもなく自分のペースで成長しています。


大きくつまづいた2年生の秋も、順調に少しずつ進級している状況でした。


しかし、ある週始め「そろばんに行きたくない」と言い出します。私はそれ程気にせず「行っておいで~」と送り出しました。


そろばんは週3回通うのですが、「行きたくない」と言い始めてから3回目の金曜日。

いつも同様「行きたくない」と言っていましたが、一時的なことだろうと思い、普段通り送り出しました。
いつもは50~1時間がんばってくるのですが、その日は20分くらいで帰宅。目が赤くなっているので、「これは泣いたな」と気づきます。


「どうしたの?」と聞くと、娘は「もうそろばんやめたい」と言ってポロポロ涙を流し始めました。


その時初めて、大きな壁にぶち当たっていることに気がついたのです。

直接の理由と間接的な理由

娘に理由を聞くと「A先生が怖い!もうやめたい!!」と言います。2人体制で教えてくれる先生の1人です。


「分からないところを聞いても、怒られてばかりで分からない!」


さらには「行く道でももう死にたいと思ってた!」とかなり感情的な言葉まで飛び出し、私もうろたえてしまいます。


「習いたいなんて言ってないのに習わされて、もう嫌だ!」と言いながら涙をボロボロ流しています。


その数時間後、先生からもそろばんに通い出してから初めての電話をもらい、状況を伺いました。


それによると、娘が先生が言う前に勝手に玉をはじいてしまい、先生が勝手にやらずに言うことを聞くよう注意したら泣き始めてしまったので、帰したとのこと。


そして、7級に合格し、新しい計算方法を覚えているところ。それを理解するのに皆時間がかかるが、もう少しのところまで来ています、ということも聞くことができました。


娘の「死にたい」という言葉や嗚咽しながら泣く姿に私もうろたえ、どうしたらいいのか迷いました。

私も小さい頃からそろばんを続け、とても良かったので習わせたい。

けれど、このまま通わせたら娘は死にたい程嫌な気持ちを抱え続けるなら、やめさせたら方がいいのか。

そろばんじゃなく先生が嫌なら塾を変えた方がいいのだろうか。

その時の私は、色々な可能性を考え、新しい塾探しまで始めました。


でも、整理してみると
直接の原因は「先生怖い」ですが、その後ろに「進級したばかりで、新しいやり方を覚える段階で大変」という原因もあったようです。

習い事から得て欲しいことを思い出す

娘と同様、私も少し感情的になりすぎていました。娘と同じそろばん塾に子供を通わせるママ友に「○○ちゃん、A先生のこと怖いと言ってない?」と聞いて見ると「今○○に聞いたけど、怖いとは言ってないなぁ」とのこと。

これを聞いて、少し客観的になれました。


娘は怖がりなところがあるので、先生を過剰に怖がっている可能性がある。

そもそも、習い事から得て欲しいと常々思っていたことをもう一度振り返りました。


一つは、当然ですがそろばんが上手くなり、上の級を取ること。


二つ目は、習い事を通して「壁にぶつかったときに努力して乗り越え、壁を乗り越える経験を繰り返すこと」。それによって、壁に当たっても乗り越えられる、と思える自信と強さを身につけて欲しいのです。


娘はまだ2年生。2つ目の経験はそれ程多くありません。


なので、今回のことは経験を得るチャンスだと思えるようになりました。

乗り越えるためにまずは付き添った

気持ちが思いっきり後ろ向きな娘の背中を押すだけでは、乗り越えられそうにありません。


取り敢えず、ボロボロ泣いた次の回は、ガッツリ付き添うことにしました。


そろばん塾の先生には「娘が後ろ向きになってしまい、ひとりで教室に行けないと言っている。教室の後ろで見学してもいいですか?」と聞きました。
先生は快くOKしてくれたので、後ろで見学(弟2人も一緒でくたびれましたが(^_^;))


娘は、前回泣いていたのがウソのように淡々とそろばんをはじいています。


後ろで見ていて分かったこともありました。


娘が怖がるA先生は感情解放度がかなり高めで(^_^;)、しかも一つひとつの子供への指示が雑なんです。


娘に対してではないけれど、
「何突っ立ってんの、ほらそこ座って!そこよ、そこ!」
「さっき時間計れって言ったでしょ、早くしなさい!」


先生というより、慌ただしい夕方のお母さんみたいな感じ(^_^;)


でも、こういうタイプの先生や先輩、上司にこの先いくらでも出会うはず。子供には、そろばんの新しい級と一緒にこういうタイプの先生も克服して欲しい!そう思いました。

できない部分を親も一緒にやってみた

私もそろばんを長いこと習っていたので、娘がやっている程度なことなら分かりました。


いつもは教えるのをそろばん塾に任せっきりですが、この時は私も一緒に教えました。


私が付きっきりで見てあげることで、分からない状態をなくせます。ほんの10分程度見てあげただけで、新しいやり方でもスムーズに指を進められるようになりました。

1週間程度で、気づいたら前向きになっていた

その後も、少しずつ1人で行けるように応援しました。


そろばん塾の教室で見学してあげてのは一度きりでしたが、その後も数回そろばん塾まで一緒に行き、お迎えにも行きました。


1週間程度送迎を続けた後、娘に「今日のそろばんどうだった?」と聞いてみました。すると娘は「楽しかった…」と言った後、はっ!と息を呑んだんです!


追求しませんでしたが、涙の日から1週間以上。新しいやり方がスムーズに出来るようになり、本当は問題なく通えるようになっていたんじゃないかと思います(^^)


その次の回から、ひとりで通えるようになりました。

乗り越えたことは自信になる

その後、3年生になってからも何度か「やめたい」「やりくないのにやらされた」とブツブツ言うことがありました。


でも、そういう時は決まって進級して少し経った頃だということにも気が付きました。


なので、「分からないところがあったらお母さんにも聞いていいよ~、教えてあげる!」と伝えています。実際に教えてあげることもあります。


そして、3年生も後半になると、ほとんど言わなくなりました。むしろ前向きです。


弟もそろばん塾に通い出し、「A先生嫌だ、怒られる」と言っています。そんなとき娘から飛び出したのは「私はA先生、もう慣れたけどね」という余裕のセリフ!
なんて成長したのでしょう(*^^*)


今は3級に合格し、新しく2級のマイナス計算を習っていますが、私が「分かる?」と聞くと「うん、簡単!やりたいから問題作って」と頼もしいことも言ってくれます。


娘の大好きな従姉妹が1つ上の級を練習しています。


そこに追いつきたい!という気持ちも背中を押してくれているよう。とても有り難いです(^_^)

まとめ

子供の「習い事やめたい」。感情的に言われると、親も続けさせるのが良いことか悩んでしまいます。


私は、習い事を通して壁を乗り越える経験をたくさん積ませたかったので、「習い事やめたい」は逆にチャンスと思い、続けさせました。


もうすぐ4年生になる今。
経験を積んだ娘は自信を持ち、簡単に「やめたい」と言わなくなりました。そして、乗り越える楽しさを覚えて前向きになっているようです。


低学年のうちは、子供の感情に親が振り回されたり、一喜一憂しないほうがいい事を学びました。


これからまだまだ壁はやってくると思いますが、その度乗り越える経験を重ねて、その楽しさ、嬉しさを味わって欲しいと願っています。

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