家族5人で防災体験学習施設『そなエリア東京』へ。子どもも大人も楽しく勉強できました!
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1月のとある休日、東京臨海広域防災公園のなかにある防災体験学習施設『そなエリア東京』へ行きました。メンバーは夫と私と子どもたち3人(小4、小2、年中)。今回はそのときのことを書こうと思います。
- 『そなエリア東京』とは
- 公園内を通って『そなエリア東京』へ
- まずは、『体験学習ツアー』に参加!
- 2F防災学習ゾーンでも、楽しく学べる
- 屋上も公園も広々。公園では遊具も借りられる!
- 昼食をとる場所は?
- まとめ
『そなエリア東京』とは
東京都江東区有明にある防災体験学習施設。その名のとおり、災害を疑似体験したり、体験や展示などから防災について学習できる施設です。被災地域を再現したエリアを、タブレット端末を使って防災クイズに挑戦しながら進む体験ツアーに参加できます。
ちなみに、この施設は『東京臨海広域防災公園』という、だだっ広い公園内にあります。とにかく「入場料無料」は非常にありがたいですね!
※『そなエリア東京』という施設名の由来は、そなえる+エリアの造語。「ここでの体験や学習を通じて、災害をイメージする力と対応力を身につけることで、災害への備えにつながる場所」を意味しているそうです。
公園内を通って『そなエリア東京』へ
りんかい線『国際展示場駅』から徒歩約4分、ゆりかもめ『有明駅』から徒歩約2分という便利な場所にあるこの施設。ただ、今回は車で移動したため、近隣の駐車場に車を停めました。(休日ということで、駐車料金は2800円もかかってしまいました。他に安い駐車場を見つけられず、、金額だけ考えると公共の交通機関で移動した方が良いかもしれません)
私たちは公園の西口から入り、公園をお散歩しながら施設へ向かうことに。休日の朝にも関わらず、人が全然いなくて「ここは本当に東京なの?!」と思ってしまうほど開放感がありました。
まずは、『体験学習ツアー』に参加!
施設のエントランスに入ると、すぐに「〇〇:〇〇から体験学習ツアーを行ないます」というような案内が目に入ります。
大きな荷物やダウンジャケットなど邪魔になりそうなものをロッカー(お金はちゃんと戻ってきます(^^))に預けると、ツアーの集合場所へ。私たちと同じ時間帯には、3~4グループ(ファミリーが多い)が参加していました。
説明を受けると、受付でタブレットを受け取り、エレベーター前に進みます。
わが家の子どもたちは少し怖がっていて、「みんなで行動したい」と言うのでタブレットを一つしか受け取りませんでした。でも、実際に体験ゾーンへ行ってみるとそれほど広くはなかったので、後から小学生以上の子どもたちそれぞれにタブレットを渡せば良かったと思いました。
最初は、タブレットの案内通り駅ビルのエレベーターへ。
そのエレベーター内で震度7の地震が発生する、という設定。
エレベーター内は暗くなり、緊急停止。かなりリアルです!
少し待つと、エレベーターの扉が開きます。駅ビルの避難誘導灯に従って出口を出るとそこには…
被災地が広がっています。潰れたお家の中から「助けてー」と声が聞こえたり、誰もいない飲食店で火災が発生していたり。そのようななかで、タブレットの指示通りの場所へ行くと、クイズが出されます。そこで、「こんなときにはどんな対応をしたらよいか」という三択クイズが出されます。
子どもたち、真剣に考えて答えを出していました。
余談なんですが…「この施設に行きたい」と言ったのは私。私が子どもたちを連れて長期休暇中行くこともできたのですが、実は夫にも一緒に行って防災意識を高めて欲しかったんですよね。
というのも、2011.3.11の震災前、夫に「ちゃんとした懐中電灯を買っておきたい」と言ったところ、「ディズニーランドで買ったペンライトやサンリオピューロランドのペンライトがあるじゃん」と言い返されたのです。その後言い返せずそのままにしておいたのですが、3.11後どれだけ後悔したことか。計画停電が発表され、近所に住むおばあさんに相談して、懐中電灯をお借りすることができましたが…。
しかも夫は計画停電エリア外の都心に早朝~遅くまで勤めていたため、計画停電のとき幼子を二人抱えてどれだけ大変だったか(結局停電には一度もなりませんでしたが、なることを前提に行動してどれだけ疲弊したか)まったくもって理解しておらず…。
その後も、防災グッズの購入に消極的でしたが私が強硬購入して使用している状態。幼稚園や学校でちょこちょこ防災訓練を行なっている子どもたちよりよっぽど意識が低いのです。
↑愚痴モードになってしまいましたが(^-^; 夫にも防災意識を持って欲しかったんですよね。
一般家庭が2棟並んでいて、1棟は部屋の中の棚や大きなものが倒れてぐちゃぐちゃ、もう1棟は比較的そのままで、その理由を問うクイズなんかもあって、夫もだいぶ意識してくれたのではないかと思います!
被災地体験の横には避難所グッズの展示も。避難所のプライベート確保の方法だったり、ビニールやペットボトルを使って日用品を代用する知恵だったり、かなり勉強になりました。
2F防災学習ゾーンでも、楽しく学べる
2F防災学習ゾーンには防災グッズの展示のほか、PCによる防災クイズや自分の地域の防災情報の検索ができます。
なかでも印象に残っているのが、PCで首都直下地震が起こったときに自分の住む地域の想定最大震度がどのくらいかを知ることができる特設コーナー。
想定される地震も、断層によっていくつも分かれていて、その地震によって「震度7」「震度6強」「震度5強」などと表示されます。私が住んでいるエリアは最大「震度6強」が予想されていたので、備えをきちんとしておかなければ...と再認識しました。
映像ホールでは、『東京マグニチュード8.0』というアニメが上映されています。子どもたちも私も見入ってしまいました。
屋上も公園も広々。公園では遊具も借りられる!
2Fを一通り見た後は屋上へ。
誰もいなくて、開放感たっぷりでした。
景色もいいし。
奥の方に見えるコンクリートのだだっ広いところは、ヘリポートです。
この広々とした公園も、首都圏で大規模な地震災害などが発生したときには、国の緊急災害現地対策本部が設置されて、公園全体が広域的な指令機能を受け持つ場所になるそうです。
一通り見たあとは公園へ。実はエントランスのポスターがずっと気になっていました。
サッカー、バレー、ドッヂボール、バスケ、ドッチビー、大なわ…し放題?!1グループにつき1つということで、サッカーボールを借りました。
わが家付近でサッカーし放題の公園なんて無いので、感動です!周りへの配慮は…公園が広すぎて、必要ありませんでした!
私たちが訪れた日は、本当に空いていて…遠くの方にポツリポツリ人が見えるくらいだったので、男子2人は思いっきりボールを蹴ったり走ったり。
女子は何をしているかと思ったら…四つ葉のクローバーを探していました(*^_^*)四つ葉のクローバーを見つけて係の方に渡すと、オリジナル缶バッチがもらえるということで、必死に探しています。そして、見つけましたよ!無事ピンバッジいただきました♪
少し離れた広場では、BBQをやるグループの姿も。こんなポスターも見つけました。
ちょっとお高め?な感じはしますが、都心の、しかもこんな広大な公園内でBBQなんて、贅沢ですよね♪
昼食をとる場所は?
お天気が良ければ、先ほど紹介した屋上や公園内のどこでも気軽に持ち込みランチできます!雨でも、エントランスにフリースペースがありますので、そこで昼食をとることができます。
わが家は、子どもたちのリクエストにより、公園のすぐ近くにある有明パークビル・レストラン街にあるマクドナルドへ行きました。(休日だったので、レストランはほとんどお休みでした)
まとめ
タブレットを使った防災体験学習ができる『そなエリア東京』。入館料は“無料”だし、親子で楽しく勉強することができて満足です。しかも、隣にだだっ広い公園があり、小さい子どもたちはボールを貸りて思いっきり体を動かすことができました。それも含めて、大満足!!の場所でした。