こたつでみかん子育て日記

東京多摩地区で11歳、9歳、7歳の子育て中。心は道産子。子育てのこと、お出かけのこと、混合育児のことなど更新中

歴女の娘と東京デート。松陰神社(東京都世田谷区)へ行きました。

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最近、小4の長女が歴女になりました。口を開けば歴史のことばかり。

サッカーWカップを見ていて乾選手が活躍すると

「乾…乾と言えば、板垣退助って、はじめは乾退助だったよね。」

奄美大島が大雨だというニュースを見れば

「西郷どんが一時期いた島だ!」

クイズを出してきたと思えば

「沖田総司が使っていた有名な刀は何でしょうか」(正解は菊一文字則宗。…フィクションだという説もあります。)

「坂本竜馬の生年月日はいつでしょうか?」(正解は1836年1月3日。ちなみに旧暦だと1835年・天保6年11月15日)

 

突然脈略も何もなく、「おもしろきこともなき世をおもしろく。高杉晋作の名言だよね…」とつぶやいたりもします(^-^;

 

…頭の中が常に歴史のことでいっぱいのようです。

 

歴女になるきっかけは『おーい!竜馬』

歴女になるきっかけは、娘が小3のときに読んだ『おーい!竜馬』というマンガです。

 原作は、武田鉄矢さん。どこまでが創作で、どこまでが史実に基づいているのかわかりませんが、坂本竜馬を中心にかなりドラマチックに描かれているマンガです。

 

私も20代中盤に幕末の歴史にハマったことがあり、その頃読んでいて捨てられず、物置の奥にしまってあったものです。

 

それを娘に勧めたのは今年の2月。インフルエンザが大流行し、娘のクラスも学級閉鎖になったときです。娘は元気だったので、どこにも出かけられずに暇を持て余しまくり。

同じく物置の奥にあった『タッチ』や『キャッツ・アイ』は既に読みつくしてしまったので、まだ早いし興味も持たないんじゃないかと思いましたが『おーい!竜馬』を勧めてみました。

読み始めてすぐに、「血が出てきて気持ち悪い」「怖い」と言い出し、初めはすぐにマンガを置いていたのですが、なにせそれくらいしか読むものがない。なので、仕方なく暇つぶしに読み進めているように見えました。

でもその後、学級閉鎖の期間が終わり、普通に学校へ行き初めてからも読み進めています。

そして、1週間くらいかけて1巻から14巻まで読破。

…と思ったら、また1巻から読み始めたのです。

そうして、繰り返し繰り返し読み続け、図書館で歴史本を借りてきたり、歴史を特集するTV番組を見たりしているうちに、すっかり歴女になりました(^^)

 

世田谷線に乗って松陰神社へ

歴女と言っても、ほとんどの知識は幕末のもの。幕末の歴史好きが行きたがる場所と言えば、やはり京都です。それから、竜馬と言えば高知。

「寺田屋ってまだあるの?!泊まってみたい!」

「二条城に行きたい!霊山歴史館に行きたい!!」

「桂浜の竜馬像を見たい~!」

…ふふふ、気軽に言わんでくださいな。遠くて簡単には行けませんよ。

(ちなみに私は20代後半に全て行きましたが(#^^#))

 

そこで、東京で行ける幕末関連の場所、どこかあったかなぁと考え、吉田松陰を祀る松陰神社を提案。すると、飛びついてきました!

 

松陰神社は、東京都世田谷区にある神社。世田谷線松陰神社前から徒歩約3分。

公式サイト内には、子ども向けのページもあって、予習にとても便利です!

【公式】松陰神社/吉田松陰先生を祀る東京都世田谷区の神社/厄除け、合格祈願、お宮参りなどの祈願受付

そして、6月頭の日曜日にデートしました。(息子たちも誘いましたが、興味ない、絶対行きたくないと断られました)

京王線で下高井戸駅まで行き、世田谷線に乗り換え。

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のんびり走る路面電車の車窓を楽しみながら、松陰神社前で下車しました。

松陰神社に到着。江戸末期に思いを馳せる

北側の商店街をちょっと歩くと松陰神社が見えてきます。

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隣に駐車場もあります。最初の20分無料で、以後、30分ごと200円。そんなに長くいないんだろうから、車という手もあったかな。

 

さて、中へ進み手を洗うと、そのすぐ近くに松陰先生像。近寄って、娘と眺めます。よく描かれている絵と同じような顔をした像。やはり先生の雰囲気を感じるのですが、よく考えたら30歳にして死刑に処せられているんですよね。幕末の志士と呼ばれる人々も没年齢がとても若かったなぁ…命がけの時代だったんだなぁ…

そんなことに思いを馳せながら像を眺めていると、隣から「まじまんじ、まじまんじ」と聞こえてくる…。

「えっ?」と聞くと、吉田松陰の家紋を指して興奮する娘。おぉ!家紋が卍!(五瓜に卍)。

と同時に、「そこか!」と驚きました。人の感性って様々なのねと改めて感じました。

神社にお参りして松下村塾(模造)へ

その後、神社にお参りし、松下村塾(模造)へ向かいました。

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「松下村塾」と言えば、門下生として、高杉晋作、伊藤博文、山縣有朋などが有名ですね。

 

狭いたたみの部屋。ここで松陰先生の熱い抗議が行なわれていたのですね。

改めて説明を読むと、実際に先生が塾生に教育を施した年月は投獄までの通算2年半程度だったそう。たったそれだけの期間に(この塾内だけではないかもしれませんが)どれだけの人間に影響を与えたのかと思うと、また心が動かされます。

 

…長女は、狭い和室にはあまり興味なかったようで早々にエリアから出て行ってしまいました(^-^;

 

そしてお墓参り。…に行こうと思ったら、お墓までの道が工事中で、今回はお墓まで行けず。長女は残念そうにしていましたが、まぁ、また来ましょ。

 

カフェで休憩♪

さて、30分くらいの滞在で、松陰神社を後にした長女と私。その後、世田谷通りを歩いて三軒茶屋までお散歩することになっていました。結構暑い日だったので、すぐ近くのカフェでお茶をしようということに。

 

松陰神社入口の斜め向かいにある、レトロな喫茶店『旭屋パーラー』へと向かいました。が、まだ午前11:00くらいだったにも関わらず店内は満席。

「満席なので入れません」

と言われ、待たせてもらえる雰囲気でもなかったので、違うお店を探すことにしました。

すこし駅の方に戻ると、新しくて開放的なカフェを発見。

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娘も気になると言うので、入ることに。

お店の名前は『BY AND BY』。カウンターの奥に7~8人?座れるベンチがあるだけのこじんまりとした店内でしたが、覗いてみると誰もいなくて広々としていました。

 

そこで私はキウイジュレソーダ、長女はクッキーサンドアイスのストロベリーマスカルポーネを注文。

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ジュレソーダ、とてもさっぱりしていて飲みやすく、美味しかったです。娘はアイスを美味しいと食べていましたが、結構大きくて途中で「食べきれない…(>_<)」」と断念。1/4くらい私がいただきました。

夜はバーになるようですね。後ろに並んでいるお酒類にワクワクしちゃいます。…夜はまだ気軽に出歩けないですが(^-^;

途中、明らかに常連のおじさんがやってきて、カウンターのお姉さんに「コーヒーいつもの、じゃないやつ。お任せで!」と注文していて、(わぉ、難しい注文…お姉さんどうやってお相手するんだろう)なんて見ていました。上手いことご提案していました、さすがです(^^)

カフェでのんびり、ちょっと家では話づらい内緒話なんかをした後、世田谷通りへと向かいました。

三茶まで歩くも…

実は、以前この辺りで一人暮らしをしていた経験があります。懐かしさもあって、歩いて三茶まで向かうことにしました。娘には『いくつか雑貨屋があったはずだから付き合って。』と頼んで歩いたのですが…行けども行けども、昔訪れた雑貨屋は無くて、あるのは食べ物屋さんばかり。

立ち寄る場所もなく、娘にプリプリ怒られながら、ただただ30分くらい歩いてやっとキャロットタワーに到着。ここの『3COINS』で、ご機嫌を直してもらいました。

その後、地下のレストラン街で食事をし、帰途につきました。

 

さいごに

歴女の娘と東京でデート。まず最初に選んだのは松陰神社でした。

ちょっと渋いですが、周辺にはカフェも多くのんびり歴史デートをするにはちょうど良い場所だったと思います。

歴女になった娘に影響されて、私もまた歴史に興味を持ち始めました。

東京で他にこじんまりした、いいところあるかなぁ(^^)

そのうち、子どもがもっと大きくなったら京都&高知にもゆっくり行きたい。また夢が一つ増えました♪